気高きもの



冬景22







         高みに向かって次第にせり上がってゆく尾根が


         朝陽を受けて鋭く蒼天を区切る


         仰ぎ見れば それは厳そかに気高く




                


                







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回顧の山



冬の情景15




                    谷を挟んで見上げる頂が


                    朝日を浴びた雲に見え隠れする


                    あの山には一度だけ 仲間四人で登った


                    彼らは今 どうしているだろうか


                    もう登ることはないだろうが


                    思い出を温めるには充分過ぎる時間がある





                 

                 
                 

            
                 


                 

冬へ



秋風情7




             これから始まる冬の厳しさを


             新雪をいただく岩山ほど


             如実に教えてくれるものはないだろう


             蒼天を区切って高々と聳えるその姿を


             畏怖の念もてひたすらに仰ぎ見る


      


            


            




撫子色の朝



ブログ1





                             山峡いまだ明けやらず

               
                             眼前の雲 撫子色に染まり


                             遥かなる高峰の朝を寿ぐ















曙光に染まる



黎明の鹿島槍




                          弥生 卯月は 梅 桜


                          麓にあまたの花咲けど


                          峻嶽 いまだ冬の中












刹那



雪稜4





              光と影の織りなす 刹那の情景

              一瞬の後に 跡形もなく消え失せる

              それは 白昼の幻想













清浄世界



雪稜2



              稜線では盛んに雪煙が上がっているが

              ここは嘘のように穏やかだ


              斜面を照らす冬の陽が

              微妙な陰影を創り出す

           
              たおやかにして厳かな

              この清浄世界を前にして

              溢れくる畏敬の念


              自然をして神とみそなわす
                       
              古人の心根を想う

           

           
           



           

             

             

私に今できること



雪稜1



                強風に舞上げられた雪が

                尾根を乗り越えてゆく

                日輪も 稜線のピークも

                雪煙の薄衣の向こうに霞んでいる

                ゴウゴウと叫び 唸り 猛り狂って

                風が走る

                私に今できることは

                烈風と寒気の中で

                冬の山岳の厳しさにおののきながら

                身じろぎもせず立ちつくし
       
                感覚の無くなった指先で

                ただシャッターを押すことだけだ
                           

                 

                 

                 

                 



                 

美しき誘惑



圏谷の朝



                        深い雪に埋もれ

                        かろうじて頭を出した木々が

                        淡紅の光の中に影を伸ばす


                        雪面に刻まれた風紋は

                        この圏谷を吹き抜ける

                        風の激しさを物語っている

                        
                        ここは 美しき誘惑と

                        冷徹な恐怖が交互する世界











                                       

荘厳なる一瞬



目覚め



          まだ頭上に星が輝く刻から

          群青色の空に仄白く浮かぶ頂きを見つめる


          凍てついた空気を切り裂いて
                         
          今日の最初の陽光が注がれる

          その一瞬を見逃してはいけない


          陽が昇るとともに刻々と移り変わる山の表情の中で

          それこそが もっとも荘厳な一瞬なのだから





                 

                         

                         



                       
プロフィール

一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性

Author:一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性
                                       ご来訪ありがとうございます。
自然美に魅せられ風景写真を
撮ってきましたが、写真集の
作成を機に写真撮影はいったん
休止することにしました。

今後は写真集の作品をこの場を
借りて随時ご紹介させていただ
く所存です。
写真集掲載順に写真・記事を
更新していきますので、実際の
季節とはズレが生じます。
ご了承ください。
また、画像が少し見づらくなって
いますが、どうかご容赦ください。


なお、当ブログの画像・文章の
著作権はすべて私「一本の葦」
に帰属します。あなたの心の中
に刻んでいただく以外の複製・
転載などはどうかご遠慮ください。

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