そよ風 (作品NO.30)


そよ風

        そよ風    長野県・栄村






                 たしかに時は流れている


                 かつて 緑濃く枝葉を繁らせていた木々が


                 今は まるで浮島のように湖面に顔をのぞかせて




                 鳥が運んだか 風が運んだか


                 その種子は 奇しくもそこに根付いた


                 芽生えた幼い葉を そっと揺らすのは


                 ほんのかすかな 夏の風だよ











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湖上の宙 (作品NO.23)


湖上の宙
                そら
            湖上の宙     青森県・十和田湖





      低層雲の隙間から洩れた


      ほんのわずかな浅紅色

                       そら
      湖面にあるのは水底よりも遥かに深い宙なのだ


      私は昏い無限の時空へと墜ちてゆく

         


         

         

       

落日の綺羅 (作品NO.15)


落日の綺羅(小)

       落日の綺羅   青森県十和田湖


   
      陽は雲に隠れ 人は去り 

      静けさを取り戻した展望台に

      独り 天の僥倖を待つ

      湖面に映える落日の軌跡は

      私の心にも 綺羅綺羅と








     

水底に潜むもの



春21





                           まるですべての物音を

                   
                           吸い込んでしまいそうな


                           ブルーホール


                           水底に潜むは魔性のものか












テーマ : 風景写真
ジャンル : 写真

季節 第3幕



湿原の秋2



                             小雨降る湿原にあり

                             ただよう霧は

                             季節の巡り第3幕の舞台演出
                            
                             ひっそり しっとり

                             秋への想いをかき立てる


                                                 

                            

                            

                            




枯れ野にて



乗鞍倒影



                          枯れ葉枯れ草枯れ野原

                          あれほど旺盛に葉を広げた水芭蕉も

                          今はやせ細り水面にたちつくす

                          が しかし

                          枯れ色の世界も悪くはない

                          目を奪うような色はないかも知れないが

                          そのかわり

                          自分の心の内が見えてくる

                          倒影する山のように

                         

                         

                         

                                           

                   

                   

青き水 心に染みて



夏の情景1


                       夏の太陽が容赦なく照りつける林道を

                       ただ黙々と歩く

                       木陰があれば一休み

                       初めての道は先が分からないが

                       新しい風景との出会いは

                       いつも心をときめかす


                       たどり着いた湖は

                       火山湖ゆえの青い水で

                       その吸い込まれそうな涼やかな色と

                       湖面を渡るわずかな風が

                       汗ばんだ身体に心地よい

                       来てよかったと自分に言い聞かせ

                       また来ようと思える幸せ






            〔後記〕
                昨日、撮影から帰りました。
                盛夏の撮影はいつも暑さとの戦い、体力勝負です。
                今回は滝の撮影が目的でしたが、
                自分なりにしっかり撮れた滝もあり、
                また別の滝では近くにキャンプ場があって、
                林間学校か何かの子どもたちの団体に滝つぼを占領されてしまい、
                しばらく待っていたのですがとうとう根負けして
                一枚も撮れずに引き上げた、なんてこともありました(笑)

                いつもフィルム・デジ併用で撮ってますが、
                今回はフィルムのみで、デジまで撮る気力はありませんでした。
                今日の写真は今回撮影したものではなく、過去のストック写真です。
                なお、当ブログの写真は、基本的に今まで撮影したストック写真から、
                季節やそのときの気分により選んでご覧いただいています。
                その旨ご了解ください。
      

                   

                   

夜に向かう



新緑34



                       静まりかえった湖面に

                       夕もやが青く立ち込めて

                       岸辺近くの木々をそっと包み込んでゆく

                       昼と夜の入れ替わる時間が来た

                    

                       水面がすっかり夜の底に沈むまでの

                       あえかな光の移ろいを見届けたいのだが

                       忍び寄る闇への不安と怖れはそれを許さない


                    
                       太古の昔から繰り返されて来た

                       大いなる自然の営み

                       地表の窪みに湛えられた水と

                       この地に根を下ろした木々が造りあげた

                       美しき調和の世界



                       気まぐれな闖入者に過ぎない私は

                       足音を忍ばせながら

                       静かにこの聖地を立ち去ろう








                   
                   
                    

                    

ひねもす



春待つ湖Ⅱ



                          春の湖は ひねもす のたり

                          水面(みのも)はキラリ

                          風はそよそよ ヨットはゆらり

                           とてもゆっくりと時が流れて

                          降り注ぐ光の粒子が
                     
                          心を溶かす まどろみを誘う





                
                           

                           

                         

春は未だし



春待つ湖Ⅱ



                         湖水を渡る風は

                         北西からの冷たい風だ

                         未だ草木は萌えず

                         雲間より洩れる光にのみ春を観る









                         


                   
プロフィール

一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性

Author:一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性
                                       ご来訪ありがとうございます。
自然美に魅せられ風景写真を
撮ってきましたが、写真集の
作成を機に写真撮影はいったん
休止することにしました。

今後は写真集の作品をこの場を
借りて随時ご紹介させていただ
く所存です。
写真集掲載順に写真・記事を
更新していきますので、実際の
季節とはズレが生じます。
ご了承ください。
また、画像が少し見づらくなって
いますが、どうかご容赦ください。


なお、当ブログの画像・文章の
著作権はすべて私「一本の葦」
に帰属します。あなたの心の中
に刻んでいただく以外の複製・
転載などはどうかご遠慮ください。

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