雨上がる (作品NO.34)


雨あがる

        雨上がる     長野県辰野町横川峡






            驟雨の去った渓谷に


            さながら水生恐竜のごとく


            光に向かう巨大石


            おそらくは かつて何回も繰り返されたであろう この光景に


            私が 今ここで出会えた確率は


            数億 否 数十億分の一の奇跡











         
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涼風流る (作品NO.27)


涼風流る

        涼風流る  長野県軽井沢町






                     山体を形造る力 削る力

  
                     せめぎ合う二つの力の


                     今現在の過程がここにある


                     頃は盛夏 時は朝
 

                     足元を流れ去る水と頬を撫でる風と















夕刻の滝



滝6





       日没間近い柔らかな陽の光が


       急崖を滑り落ちる水を照らす


       荒々しい滝が一瞬見せる優しげな貌


       







            
            


            

綾なす光陰



滝3





       虚空に舞い落ちる水煙に


       光陰は綾を為す


       さながら神の思し召しのごとく










悠久



滝2





                火の山の裳裾を洗う渓水に


                岩 穿たれていかほどの


                時を経しやと この節理かな











蒼白き炎



滝5





         高みより降り注ぐ滝水は


         秘めたる情熱のごと


         蒼白く燃え盛り 我が心を打つ










流れやさしき



渓流1




 
          山すそから湧き出した泉が


          牧野を豊かに潤してゆく


          砂礫の上をさらさらと 水草をなびかせながら


          穏やかに 優しく流れてゆく


          魚になって泳いでみたら とっても気持ちがいいだろうね


                   




                   




                   

白竜



滝1




         五月雨のそぼ降る渓で

  
         ささ濁りの流れは まるで白竜のごとく


         断崖からその身を躍らせ

             
         周囲に轟音を響かせていた













               
               

時はたゆとう









     かつて山肌を濡らした雨が


     地中に浸み入り 幾歳月の後


     再び地上に湧き出でて


     岩を穿ち 滝を落とし


     刻まれた時とともに


     今 足元を流れ去る


     時は刻まれ 時は流れ 時はたゆとう


     私は飽きることなくその貌を観ていた





          


          


          

仄かな虹










            制約から解き放たれた水が


            我先にと滝壺目指して殺到する


            水しぶきはたちまち過冷却の水滴となって


            周囲の岩や木々に寒々と凍り付く


            極寒の谷底にようやく差し込み始めた陽光が


            仄かな虹となって私の心を溶かしてくれる















プロフィール

一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性

Author:一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性
                                       ご来訪ありがとうございます。
自然美に魅せられ風景写真を
撮ってきましたが、写真集の
作成を機に写真撮影はいったん
休止することにしました。

今後は写真集の作品をこの場を
借りて随時ご紹介させていただ
く所存です。
写真集掲載順に写真・記事を
更新していきますので、実際の
季節とはズレが生じます。
ご了承ください。
また、画像が少し見づらくなって
いますが、どうかご容赦ください。


なお、当ブログの画像・文章の
著作権はすべて私「一本の葦」
に帰属します。あなたの心の中
に刻んでいただく以外の複製・
転載などはどうかご遠慮ください。

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