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終焉








       老葉 色褪せて ただ散るを待つ


       晩秋の終焉 寂寥を残す


       ただ翌春の再生をよすがとし


       この静寂を一人楽しむ













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綾とり










                牛は里へ下りたよ


                ここはまるでがらんとした山の牧場だ


                有刺鉄線にまつわりつくのは


                ささやかな蜘蛛の綾とり


                この朝のひと時に


                私は時を見失ってしまう















                      

時代の変化



conv0002.jpg




         もうこの線路を列車が走ることはない


         役目を終え 赤く錆びたレール


         道床に生えた草が哀感をかもし


         あらがいようのない時代の変化というものを


         否応なしに見る者に突きつける







                   




虚実の境



湖1



                             うつつ
                         夢と現を行き来するような
                   
                         おぼろげな意識の中では

                         目の前に広がる風景でさえ

                         虚像と実像とが判然としない



                         いいのだ

                         むしろ判然としないところにこそ

                         この風景の意味があるのだから







                       


                                              

風ぐるま



神域2







                         風ぐるま 少しの風にくるくる回り


                         幼き御魂よ どうぞ安らけく












流れる時 積みゆく時



神域1
  





                 行き交う人が途絶えて

  
                 ふと訪れた静寂の中に


                 見えてくる 千年の時の流れ


                 私はそれを写すことができるだろうか










                      


                      

誰を想うか ただ独り



ハス2(小)





                      明日は花咲くつぼみなり


                      誰を想うか ただ独り

     
                      漂う浮草の中にあり


                      心細げに小首をかしげ














           

生と死と



コアジサイ





                             咲き乱れる花の傍らに 朽ちてゆく木

               
                             まるでまだ 生に未練があるかのごとく


                             触手のように手を伸ばしている


                             生と死は 

                     
                             いつも背中合わせ













無心



冬の流れ3




              流れ来て 織りなす綾の面白く

                   飽きず眺むる 無心の我は












石との対話



静寂



                             いつからそこに居るの?

                             いつまでそこに在るの?

                             物言わぬ石に

                             答えのない問いかけをする

                             人の生死をはるかに超えた

                             存在の重み

                             人にとっては一瞬の

                             宇宙万物にとっては

                             永遠の時間が流れる




  (2、3日留守します)









                    

                       
プロフィール

一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性

Author:一本の葦(略称 葦)         愛知県在住・男性
                                       ご来訪ありがとうございます。
自然美に魅せられ風景写真を
撮ってきましたが、写真集の
作成を機に写真撮影はいったん
休止することにしました。

今後は写真集の作品をこの場を
借りて随時ご紹介させていただ
く所存です。
写真集掲載順に写真・記事を
更新していきますので、実際の
季節とはズレが生じます。
ご了承ください。
また、画像が少し見づらくなって
いますが、どうかご容赦ください。


なお、当ブログの画像・文章の
著作権はすべて私「一本の葦」
に帰属します。あなたの心の中
に刻んでいただく以外の複製・
転載などはどうかご遠慮ください。

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